こんにちは、uca marketingです。
「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」って何かご存知ですか?
企業の成功にはいろいろな要素がありますが、その中でも「MVV」は、成功への方向性をしっかり示してくれる最強の道標なんです。
まず、MVVって何?というところから詳しく解説して行きますね。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは何か?

Mission(ミッション)
企業の存在理由。「私たちは世の中の何(どんな問題)を解決するために存在しているのか?」を明文化します。
例:
- 服を変え、常識を変え、世界を変えていく(ユニクロ)
- 情報革命で人々を幸せに(ソフトバンク)
Vision(ビジョン)
企業の目指す理想像。「ミッションを実現するために、自分たちがどのような状況、思いであるべきなのか?」を明文化します。
例:
- 本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します/独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献し、社会との調和ある発展を目指します(ユニクロ)
- 世界の人々から最も必要とされる企業グループ(ソフトバンク)
Value(バリュー)
企業の行動指針。「ミッションやビジョンを実現するための必要なことは何か?」具体的な行動指針や行動基準を言語化します。
例:
- お客様の立場に立脚/革新と挑戦/個の尊重、会社と個人の成長/正しさへのこだわり(ユニクロ)
- 努力って、楽しい。(ソフトバンク)
この3つが揃っていると、企業の活動や判断にブレがなくなり、成長がもっとスムーズになります。
ちなみに、MVVと同じような意味で、企業フィロソフィー(Corporate Philosophy)や経営理念という言葉もあります。
- MVV:明確な目標や行動基準をステークホルダー全体に示す。具体的で目に見える形で実現可能な内容を含む。
- 企業フィロソフィー:日々の行動や判断を規定する内面的な哲学。抽象的だが行動基準に直結。
- 経営理念:企業全体の方向性や根本思想を一言で表現。抽象的で包括的。
パナソニックの創業者である松下幸之助さんも「企業経営の成否の50%は経営理念の浸透度で決まる」という言葉を残しています。
なぜMVVが重要なのか?
その1 仕事の判断に迷いがなくなり、生産性が向上する。
ビジネスにとって最も貴重なもの、それは時間です。仕事をしていると、いろんな場面で大きな迷いが生じますよね。もし、そこに判断基準があれば、迷っている時間を極力短くできるわけです。
MVVがあれば「これってウチの方向性に合ってる?」と、すぐに判断できるから、その分、時間を有効活用できてビジネスの生産性が向上します。
その2 顧客の信頼性が向上する。
お客様や取引先にとって、「この企業、言ってることがブレないな」と思ってもらえるのは大きなポイント。社会的責任が重視される今の時代、MVVは顧客との信頼を築くためのとても強力な武器となり得ます。
その3 同じ価値観・目標のメンバーが集えば企業全体が最高のチームになる。
「ここで働きたい!」と思ってもらえる企業って、価値観と目標が明確なんです。同じ価値観と目標を持つ仲間が集まると、パフォーマンスが良い最高のチームが誕生します。
仕事を進める上での人間関係での悩みや、会社の曖昧な評価基準に対する不満も軽減されて、
離職率も下げることが出来ます。
もちろん、採用マーケティングにも効果大です。
企業に入りたいと思っている人にとって、どんな企業文化、価値観なのかが分かりやすいく選びやすいです。従業員も働く目的が明確になるので、モチベーションを維持できます。
MVVが成功を後押しした企業の一例
たとえば、「地球が私たちの唯一の株主」をミッションに掲げるパタゴニア。
この明確な目的があるから、商品開発やマーケティング、採用の全てが一貫しています。結果、顧客や従業員から信頼されて、「環境保護に貢献したい!」と思う人たちが集まるんです。
また、スターバックスのミッションは「この一杯から広がる心かよわせる瞬間 それぞれのコミュニティとともにー 人と人とのつながりが生みだす無限の可能性を信じ、育みます」。
これがあるから、店舗のデザインや接客、商品開発まで一貫してて、世界中で愛されるブランドになっているんですね。
MVVは企業にとって最強の道標である
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は、企業の成長を安定させ、さらに加速させる最強の道標です。ぶれない経営判断や信頼性の向上、価値観や目標を共有できる組織づくり――これらを叶えるために、MVVを構築してみませんか?
ここまで読んで、「MVVって大きい企業の話でしょ?」と思っていませんか?
実は、起業初期やスタートアップの方がMVVを浸透させやすいし、大きな効果を発揮するのです。
組織が出来上がってしまったあとに、企業の方向性を変えていくのはなかなか大変です。
メンバーの数が少ないうちにMVVを徹底して浸透させていけば、その後に会社が大きくなって増えたメンバーも同じ価値観と目標を共有してくれます。
起業初期にもMVVが効く理由まとめ
- 方向性が明確になる:限られたリソースを効率的に使うためには、どの道を選ぶべきかをハッキリさせる必要があります。MVVがあると、優先順位を迷わず決められます。
- 信頼を得やすい:小さな会社こそ、社会やお客様から「この会社は信念がある」と思ってもらえることが、競争を勝ち抜く鍵になります。
- 仲間が集まりやすくなる:価値観に共感する仲間が自然と集まり、チームワークが最初から強くなります。
MVVを持つことが、ビジネスの成功への第一歩です。一緒に成長を目指しましょう!
ここまで読んでくださってありがとうございました。デジタルマーケティングやホームページについて何かお手伝いできることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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